電波が支える私たちの生活

テレビ・ラジオが視聴できるワケ ~テレビ・ラジオ放送の歴史

私たちにとって最も身近な電波利用の分野として、放送分野があげられます。 ラジオ放送とテレビ放送です。

日本ではラジオ放送が1925年に始まっており、既に90年有余の歴史があります。音が良いことで知られているFM放送もラジオ放送の一つです。

テレビ放送は、アナログ放送が1953年に始まり、2003年12月からは地上デジタル放送が開始され、従来のアナログ放送からデジタル放送に2011年7月に移行しました。また、2006年4月にはスマートフォン・携帯電話でも見ることができるワンセグ放送もスタートしました。

テレビ・ラジオ放送の仕組み

放送局のスタジオ内で撮られた映像や音声は、テレビカメラやマイクロホンによって電気信号に変えられ、基幹局となる放送タワーに送られます。

放送タワーは、これらの電気信号を電波に乗せて各家庭に送信すると同時に、再度無線回線を用いて中継局となる放送タワーにも送信します。中継局となる放送タワーは基幹局の放送タワーからの電波を受信して、再び送信します。

つまり、各家庭のテレビやラジオは、放送タワーからの電波を受信することで映像や音声を再現する仕組みになっていますので、放送タワーが必要になります。

放送タワーが出す電波

放送タワーは取り付けられたアンテナから、放送に必要不可欠な電波を発信しています。地上波放送では、約530kHz(中波放送)から710MHz(地上デジタル放送)にわたる電波が使用されています。

放送の今後

テレビ放送は高品質な映像・音声サービスの提供、及びチャンネルの多様化の実現等を目的として、2011年7月24日からデジタル放送に移行しました。このテレビ放送のデジタル化によって、身近な電化製品であるテレビがだれもが使える総合情報端末となり、情報化社会のめざす、いつでも、どこでも、だれでもが実現していくことが期待されます。

また、放送のデジタル化に伴い空いた周波数の帯域を使用して、携帯電話向けのマルチメディア放送が2012年4月から始まっています。