基地(アンテナ)局の電波

携帯電話基地局や放送タワーについての規則

電波防護指針に基づき、総務省令「電波法施行規則」が改正され、1999年10月に施行されました。この改正によって、一般環境に対する電界強度、磁界強度及び電力密度で表した管理指針が、図に示す基準値として、同規則に盛り込まれました。具体的には、『無線設備から発射される電波の強度が定められた値を超える場所に、その無線設備取扱者以外のものが容易に立ち入りのできないような施設にすることを免許人に義務付ける。』こととなっています。

したがって、日本では一般の人が出入りできる場所については、電波防護指針を満足しています。なお、世界各国では、義務化しているかどうかの違いはありますが、日本と同様の電波防護指針が定められています。

※電波法施行規則において、携帯電話基地局や放送タワーの電波の強さ(電界強度、磁界強度、電力密度)を基準値として定めています。なお、基準値は周波数により異なります。

電波の広がりの図

携帯電話基地局等の電波と基準値の比較

携帯電話基地局からの距離と電波の強さの関係について、一般的な例を図に示します。この図では、電波の強さを電力密度で表しています。電波の強さ(電力密度)は、一般的に距離の二乗に反比例して減衰します。すなわち、距離が2倍になれば電波の強さは4分の1になります。よって、携帯電話基地局の周辺での電波の強さは、この携帯電話基地局が最大電力で電波を送信していても、微弱な値にしかなりません。

さらに表は、携帯電話基地局や放送タワーなどについて、基準値を超えるおそれのある範囲を示しています。これらのことから、携帯電話基地局及び放送タワーからの電波は、一般の環境において十分に電波防護指針を満たしていることが分かります。