安全で安心な電波利用のために

世界保健機関(WHO)の見解

WHOは、ファクトシートで電磁界と健康に関する公式見解を提供しています。また、このファクトシートは状況に応じて見直しがされています。

スマートフォン・携帯電話機から発射される電波について

(WHOファクトシート193「携帯電話」2014年10月改訂版)

スマートフォン・携帯電話機から発射される電波について「携帯電話が潜在的な健康リスクをもたらすかどうかを評価するために、これまで20年以上にわたって多数の研究が行われてきました。今日まで、携帯電話使用を原因とするいかなる健康影響も確立されていません。」との公式見解を述べています。

携帯電話基地局から発射される電波について

(WHOファクトシート304「基地局及び無線技術」2006年5月)

携帯電話基地局から発射される電波については、「これまでに蓄積された全ての証拠から、基地局からの無線周波(RF)の信号(電波)によって、健康に有害な短期的または長期的影響が起きることは証明されていません。」と述べるとともに、「基地局および無線ネットワークからの弱いRF信号が健康への有害な影響を起こすという説得力のある科学的証拠はありません。」との公式見解を発表しています。

また、スマートフォン・携帯電話機からの健康影響の可能性について「これまでの調査結果では、携帯電話機および携帯電話基地局から放射される電波のばく露により、がんが誘発されたり、促進されたりすることは考えにくい。その他の影響(脳の活動、反応時間、睡眠パターンの変化等)についても、健康に明らかな重大な影響はない」ことなどを報告しています。

電磁過敏症(EHS)について

(WHOファクトシート296「電磁過敏症」 2005年11月)

電磁波にあたることで頭痛やめまい等の症状が現れるとされる、いわゆる電磁過敏症(EHS)について、WHOは、「EHSには明確な診断基準がなく、EHSの症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません。」と公式な見解を述べるとともに、「政府は、電磁界の健康影響の可能性に関する情報を、EHSの人々、医療専門家、雇用主に向けて、バランスよく、適切に提供すべきです。このような情報の中には、EHSと電磁界ばく露との結びつきに関する科学的根拠は現在、存在しないという明確な声明を含めるべきです。」と助言しています。