電波は人体に影響を与えるの?

電波が人体に与える作用として、電波がとても強い場合に限られますが、その場合「刺激作用」と「熱作用」を及ぼします。

刺激作用は周波数の低い電波(おおむね100kHz以下)によって金属や体内に生じる電流が神経を刺激する作用で「ピリピリ」「チクチク」と感じさせる性質を指します。スマートフォン・携帯電話の使用時には起こりえないものです。熱作用は、人体に極めて強い電波があたると、その部分が電波のエネルギーを吸収して、温度が上がる、という性質を指します。これも、スマートフォン・携帯電話の使用時には起こりません。

他に、刺激作用および熱作用以外の作用(「非熱作用」と呼ばれる)が熱作用を起こさないような微弱な電波で起こるのではないかとの懸念がありますが、世界的に多くの研究調査が実施され、健康に悪影響を及ぼすものではないと結論付けられています。