非熱作用とは?

電波の作用としては、刺激作用および熱作用がありますが、それら以外の未知の作用の存在が懸念されており、一般に非熱作用と呼ばれています。

非熱作用については、遺伝子に対する影響などを含めて、昔から多くの報告があります。しかしながら、各国で実験による再現が試みられた結果、報告と同じような実験結果および結論の再現に至った例はありません。

なお、総務省「生体電磁環境に関する検討会」は、電波の人体への影響などに関する2015年6月時点の見解を取りまとめた第一次報告書[1]において、「熱作用・刺激作用以外による健康影響は、依然としてその存在を示す確かな科学的証拠は見つかっておらず、(中略)現在の知見からは、電波防護指針を適用することで、電波の安全な利用が担保される」と示しています。

これからも非熱作用に関する報告があれば、必要に応じて再現が試みられ、その妥当性について検証されるものと考えられます。


[1] 総務省, “生体電磁環境に関する検討会 第一次報告書,” 2015年6月.