海外で5Gを規制する動きがあるようだが、人体への影響に問題があるのでは

電波が人体に与える影響についてはこれまで世界で60年以上研究、調査されてきました。その結果、スマートフォン・携帯電話の使用する周波数では熱作用という体温を上げる作用は確認されていますが、それ以外の作用である非熱作用は確認されていません。5Gでもそれが変わることはありません。ICNIRP*等の国際ガイドラインは、この科学的知見に基づいて作られており、多くの国や地域で採用されています。日本の電波防護指針も、国際ガイドラインに準拠したものとなっています。一部の国や地域では「用心のための原則」に基づきより厳しい規制を設けている例もありますが、総務省は国際ガイドラインが科学的根拠に基づき十分な安全性が考慮された指針であるとしています。

海外での5G展開においては、元々国際ガイドラインよりもかなり厳しい電波の規制があり、その規制を守るためには5Gの電波を出せないといった例があるようです。日本では、5Gにおいても、科学的根拠に基づいた電波防護指針や国際ガイドラインに従った電波発射が行われています。



*ICNIRP:国際非電離放射線防護委員会